私は里帰り出産をしました。帰りは新幹線で長時間かけて、2か月半の子供と実家から自宅へ無事移動できました。
0歳児は生まれたばかりでも新幹線に乗れる
新幹線は赤ちゃんの年齢制限は設けられていません。そのため、原則として0歳はもちろん、極端な言えば、生まれたばかりの赤ちゃんも新幹線に乗せることが可能です。
しかし、産まれて1ヶ月ごろまでは、赤ちゃんも母親も体調が整っていないので外出はできるだけ控えたほうがよいでしょう。
4か月未満は首のすわっていない時期なので、移動に注意が必要です。
とはいえ実家が遠方にあり、里帰り先から自宅に戻るといった場合には、首のすわらない赤ちゃんと長距離を移動するということもあるでしょう。
その場合、新幹線を使ってどう移動するか具体的にみていきましょう。
0歳児の新幹線の料金は?
基本的には
6歳未満までは、無料です。
6歳から12歳までは、大人料金の半額
12歳からは、大人料金
がかかってきます。
※ただし、無料になるのは大人や小学生以上の有料の乗客一人あたり、乳児幼児2人まで
※指定席利用で、ずっと膝の上に子どもを座らせる場合は無料
ただし子ども用に1席確保する場合は、赤ちゃんや幼児であっても運賃は無料にならず、子ども料金(乗車券と指定席特急券)が必要。
さらに、グリーン車では指定席特急券は子ども料金の設定がないため大人と同額で、乗車券のみが子ども料金(赤ちゃんを膝に乗せるのであれば原則無料)。
0歳児を新幹線に乗せる際の留意点
0歳児を大人の旅のように、自由席の空いている席に座らせ、親は席に着いたらビールとお弁当を自由に広げて食べてくつろぐ…
それは、なかなか難しいですね…
0歳児と新幹線に乗車する際は、指定席をとっておくと良いでしょう。
おすすめの席は、「最後部座席」もしくは「最前部座席」を予約するのがおすすめです。
また、泣き出してしまったときにあやしたりできるよう、デッキ近くの座席や多目的室から近い座席の通路側を選んでおくと安心です。グリーン車の近くの車両なら、乗務員さんが近くにいることも多いので、声をかけやすいかも。
自由席の場合でも、一度途中で降りても同じ切符で後続の新幹線に乗れるので、気持ちが楽ですね。
ベビーカーを持って行った際は、赤ちゃんを膝の上に載せ、畳んだベビーカーを車両最後部座席や最前部座席付近のスペースに置くと良いでしょう。
持ち物
- お気に入りのおもちゃ
- おしゃぶり
- 着替え
- ブランケット
- 抱っこひも
- ミルク(哺乳瓶、車内でお湯をもらうことはできないので、水筒にお湯を入れておくなどして準備しておくとよい。最近はパックや缶の液体ミルクも売っているのでそれも使いやすい)
- 授乳ケープ(多目的室が使用できない際に重宝)
- ビニール袋
- ジッパー付きビニール袋
- ウエットティッシュ
- 保険証、母子手帳、お薬手帳
- 常備薬
新幹線の車内で、おむつ替えなどに席を立つこともあります。
貴重品は別にして常に身に着けておくと良いでしょう。
また、おむつやガーゼなど咄嗟に必要になる可能性があるものは、カバンの外ポケットなどすぐ取り出せるように分けておくと便利です。
乗車する時間帯
混雑する時間帯を避けた方が良いでしょう。
また、乗車前にたっぷり授乳をして赤ちゃんが満足してから乗った方がベターです。
授乳やオムツ替えは多目的室で行える
現在、新幹線ではほとんどが1両おきにトイレを設置しており、山陽新幹線では洋式タイプのトイレに「おむつ交換台」が、北陸新幹線では洋式タイプのトイレに「ベビーベッド」が設置されています。
授乳時には「多目的室」という個室(無料)を借りることが可能です。無断では使用できないので、使用時には乗務員さんに申し出ます。
なかなか乗務員さんに会えない場合は、車内販売のお姉さんに助けを求めるのも一つの手!
しかし、多目的室は身体の不自由な方や体調を崩した人が使用中には使うことはできません。
赤ちゃんが、しびれを切らして大泣きする前に早めに使用を申し出た方が余裕を持って対応できそうですね。
予約のしかた
発売時期は、乗車予定日の1か月前、午前10時からとなっています。
予約するには、駅のみどりの窓口や指定席券売機で買えるほか、旅行会社でも取り扱っています。赤ちゃんがいると出かけるのも大変なので、インターネット(スマホ)がおすすめ!
また、JR西日本とJR九州は電話でも予約購入が可能です。
実際の体験談
私が帰省時に利用したのはN700系のぞみなのですが、この車体は、11号車に授乳にも使える多目的室があります。もちろんトイレもオムツ替え設備付き。多目的室は西日本はあらかじめ使用の予約が必要なようなので、注意してくださいね。
私は予約せずに乗ってしまい、乗務員さんに頼み込んで空いている時だけ、使用させてもらいました。
また、多目的室に近い席を取っておくと、泣いてもすぐデッキに出られるので、安心でした。
これから、赤ちゃんと新幹線に乗る方のスムーズな移動を願ってます(^^)
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